前回は将棋編でしたが、今回は囲碁編です。

チェス,将棋とソフトに敗れる中、囲碁は

ボードゲーム最後の砦となりました。

 

マスコミのあおりも大きく、AIに対する

人類最後の砦等です。

プロの囲碁って

皆さんは、囲碁というとどのような

イメージをお持ちでしょうか。

お年寄りの趣味で、縁側でのんびりと

楽しむような。。。

 

私は囲碁が趣味ですと話したときに、

お年寄りと趣味があっていいね、と言わ

れたことがあります。

 

少し話はズレますが、賞金が出るゲーム

大会の世界では、反射神経が鈍ってくる

20代後半で引退だそうです。

 

現在、世界囲碁ランキング第1位である

中国の柯潔(カケツ)は19才です。

頭脳をフル回転させて、相手に読み勝つ

20代では苦しくなる、究極の頭脳

スポーツという一面があります。

決着 AI碁 vs 世界ランキング第1位

先ず始めに、カケツの勇気は大きく称え

られるべきだと考えます。

自他共に求める囲碁界のトップ、AIに

対する人類最後の砦として、対局に

望むことは、たいへん勇気がいります。

 

実際には2017年の正月を挟んで、

ネット碁で、当時Masterと名乗っていた

AI碁(Alpha GO)に2連敗しています。

 

下記が棋譜ですが、持ち時間も短いこと

もあり、時間があれば、自分の最大の

能力(読みの力)で戦えると考えていた

ようです。

・カケツ(1局2局

 

結果は、Alpha GOの3連勝となりました。

カケツは1局目で相手の強さを体感し、

2局目で対抗策を模索し、3局目が

始まる前には精神的に追い詰められ、

3局目の配線で心をおられ、泣きました。

 

下記が3局の棋譜です。カケツの心が

崩れていくのが判ります。

完全決着したと言ってよいと考えます。

・カケツ(1局2局3局

Googleの本気度

将棋より囲碁は遙かに複雑なため、

AI碁が人間に勝つには、あと10年

かかると言われてきました。

 

実際、日本ではそんなペースで、

セミリタイヤしたプロがAI碁に

大きなハンデをあげる対局が

続けられてきました。

 

どうすれば開発を加速できるかは

分っていましたが、ハードウェアと

予算(並列処理ハードと電力費用)が

ネックとなっていました。

 

GoogleはCPUやGPUに替わって、AI学習

処理が30~80倍大きいTPU(Tensor

Processing Unit)を開発しました。

 

簡単にいえば、AI学習に必要なのは、

精度の高い計算ではなく、精度は落し

ても並行処理が高速にできることです。

TPUはそこに特化した、AI専用プロセッサ

なのです。

 

TPUベースでサーバ化され、動作させた

Alpha GOは囲碁トッププロに勝ち、

直後に引退を発表しました。

 

続いて、Googleは次世代のTPUを発表

すると共に、次のステップに突き進んで

います。

 

私はTPUサーバ間を結ぶ仕事をしていま

したが、これまでと1桁違う数量の

オーダを受けていました。

Googleは、AI開発環境を一般に解放し、

アプリの強化を進めています。

 

ハードは売るつもりがないようですから、

検索の時と同様、膨大なアプリ及びAI

情報が蓄積される仕組みが、できつつ

あります。

AIと人間の共生

決まったルールの中では、それが如何に

複雑であろうと、AIが人間より力を発揮

できることが分ってきました。

 

例えば、回路設計,ソフト開発,弁護士の

仕事他、沢山ありそうです。

人間は煩雑な業務から開放され、人間しか

できないことに集中できます。

 

今後のAIの課題は、汎用化です。

例えば、ルールが曖昧であったり、突発的な

変化に対応することです。

 

この開発が進めば、人間とAIの共生は、より

深度を増すと思われます。

現状はGoogleが仕組みを含め一歩リードして

いますが、日本もキャッチアップしたいところ

です。

まとめ

AIソフトと囲碁トッププロの対局は、

AIソフトの完勝に終わりました。

GoogleがAI専用プロセッサの開発

など、力を入れたのが原因です。

 

決まったルールの中では、それが如何に

複雑であろうと、AIが人間より力を発揮

できることが分ってきました。

 

今後のAIの課題は、汎用化です。

例えば、ルールが曖昧であったり、突発的な

変化に対応することです。

人間とAI共生の深化が期待されます。