4月我々のグループに4人のメンバーが加わりました。
代わりに2人、メンバーからさりました。
1人は異動していきました。
もう一人は私で、少なくとも4月は居残りです。
さて、加わった4人ですが、グループ内の事情が分って
いない、上層部の判断で実現しました。
少々、無理筋があるため、ここにきて明暗が分かれて
きました。
我々のグループ事情
我々のグループは、大きく二つに分かれています。
光部品の組み立て,メカを担当する前工程。
回路,ソフト,評価系を担当する後工程です。
私は後工程に所属しています。
現状取り組んでいる製品の海外垂直量産立ち上げの
ためには、全体的に人手は不足しています。
特にリソースが不足しているのが、前工程です。
理由は、非常にチャレンジングな光部品の組み立てに
取り組んでいること。
また従来は半自動で行っていたものを、フル自動化に
取り組んでいるためです。
上記リソース不足を幹部に訴えたところ、4人が
アサインされました。
2週間余を過ぎた現在、各自の明暗がはっきりして
きました。
4人の個々の状況
外部ソフトハウスからの助っ人(30代中盤)
この方は、4月~5月限定で、前工程の自動化ソフト
を手伝うために、加わりました。
我々の製品に対する知識はありませんが、ソフト開発
に関しては、さすがの能力です。
要求仕様をコードに落とし込む能力が、非常に優れて
おり、指示者ほうが教えられる場面もしばしばです。
個人的に驚いているのは、7時に出社してくることです。
私が6時出社していることが、前提となっているので
しょうが、ここまで熱心な外注常駐者は初めてです。
私の代わりに異動参加になった方(30代後半)
もともと、我々の製品のユーザだった点、ソフト開発を
継続して続けてこられた、非常に優秀なかたです。
合わせて、中国,タイ等で常駐して仕事をした経験もあり
期待は非常に大きかったです。
ただし、糖尿病で2週間に1回通院、その他、1ヶ月に一回
メンタル面の不調(私の推測)で産業医面談をを受けています。
上記を事前調査で踏まえ、私は慎重に対応し、引き継ぎを
相手の反応を伺いながら、進めていきました。
この状況を前工程の人が勘違いして、体調は問題ないと判断し、
4月から前工程のソフト開発対応に引き抜きました。
結果、一週間と持たず、ダメの烙印が押され、現在は出社後
机に座ったままで、定時に帰宅するようになってしまいました。
先週中頃、勉強のため後工程のソフトを下さいと言われた時には
胸が詰まる思いでした。
私も何とかしたいのですが、今月末本グループを離れる身ですから、
先を保障した動きが取れず、非常に苦しいです。
大御所さん(40代後半)
もともと我々のグループにいた方で、製品を熟知しています。
ラインから外れて、高齢のため他部署に異動になっていました。
4月~5月限定で加わりました。
幹部からしてみれば、強力な戦力補強と考えているのでしょうが、
意見は言うものの、実働作業が足りず扱いかねています。
本来、前工程への戦力補強でしたが、ソフト関係では使えない方
なので、前工程では受け入れ拒否となり、後工程についています。
豊富な経験をベースとした意見は、さすがと思わせる面もあり、
一応の居場所を確保しつつあります。
中御所さん(40代中盤)
もともと我々のグループにいた方で、製品を熟知しています。
ラインから外れて、高齢のため他部署に異動になっていました。
4月~5月限定で加わりました。
知識的には大御所さんに、若干劣ります。
前工程への補強でしたが、この方もソフト開発とは無縁です。
居場所も無いので、定例打ち合わせ以外は、移動前の部署に
常駐しています。
まとめ
もともと我々のグループに在籍していた人は、まだまだいますが、
今回はトップ2が、助っ人にきていることになります。
幹部にしてみれば、最大限の配慮をしたつもりでしょうが、
現場ではワークしていません。
強力補強で5月までに立ち上げの予定が、前工程は、目先、
1ヶ月遅れが確定してしまいました。
私の代わりに異動参加になった方は、チーム内の無理筋な
引き抜きにより、非常に可哀想な状況になっています。
引き抜くからには、本人に寄り添った応対をして頂きたい
と切に思います。
この程度の異動は、他社でも日常でしょうが、チームも
異動者も幸せにならないケースがよくあります。
それが、会社といってしまえばそれまでなのですが、
残された時間で少しでも良い方向にいくよう、動いて
みます。
また、本件の大御所さんのように、いかなる状況で
あろうとも。自分の居場所を見つける、たくましさを
持ちましょう。