会社には顔になって表で活躍する人と、裏で支える人がいます。
私は表から裏に、軸足を移しています。
若い時は先輩を支え、次第に表で中心になって活躍し、年を重ねたら
経験を生かして、後輩を支えるのです。
一方、入社時から、ずっと裏方として支えてくれている人がいます。
特に試作時やトラブル発生時に、細かくて高度な作業を、柔軟に
対応してくれます。
我々のグループも2人いらっしゃいますが、2人がいないと全く仕事が
回りません。
裏方さんは人を見ている
裏方さんは、利害がからまない安心感があり、話しやすさから、グループ
内の情報が自然と集まっています。
よって、グループ内の個人情報を、非常によく知っています。
裏方さんは、表面的には非常に温和で、誰にも平等に接しているいる
ように見えます。
しかし、冷静に観察すると、個々人別に対応を変えています。
極端な例では、プロジェクト立ち上げのキーの時期に、休暇をとられて
潰れたプロジェクトもあります。
裏方さんと良好な関係を保つことはとても大切
裏方さんと良好な関係を保つことはとても大切です。
頼み仕事を優先順位を上げてやってくれたり、時には、多くの経験から
得られた知見から、思わぬよいアイデアをいただけることもあります。
また、グループ内の個人情報を驚くほど詳しく把握しているので、
本人直接聞くには、ためらいがある情報も、収集することが可能です。
私は朝の挨拶から始まり、裏方さんの仕事の切れ目に合わせて、
肩をもみながら、たわいもない会話を重ねるように努めています。
所属事業部ファンド売却の影響
現在、私たちのグループは、新製品2つを量産に向け立ち上げています。
細かな問題が沢山出て、その対策に追われています。
裏方さんに一番頑張っていただく、重要な時期です。
ファンド売却は裏方さんにとって、非常にショックだったようです。
安定した会社勤めをベースに、家族をとても大切になさっています。
家を建て家庭を安定させ、休日に小学生のお子様のクラブ活動を
サポートするのを、とても楽しみにしていらっしゃいました。
上記の「安定した」の部分が、いきなり無くなってしまったからです。
40才過ぎとまだお若いですが、頭に白いものが目立つようになり、
体調が優れなく休みがちになってしまいました。
現在取り組んでいる、新製品開発・顧客販売から投資を回収し、資本を
回転させることが、安定に向けて、目先何より需要です。
微妙で不安定な心理状況は非常によく分るので、メンタルサポートに
勤めました。
まだまだですが、最近は毎日出社して下さるようになりました。
老兵の勤めとして、グループの下支えに尽力したいです。