私は人生で3人尊敬する人がいます。

このたび単身赴任するにあたり、3人のうちの一人を

思い出しました。

 

東京の事業所から転勤してきて、3年間、所属部の

部長を務められました。

仕事ができるのは当たり前ですが、その人間力が超絶

でした。

3人ワンセットの組み合わせ

その方が異動する際は、3人ワンセットとなります。

その方、その方の腹心、その方が異動後の後任係です。

 

腹心の方は、グループ長として私の上司になりました。

技術センスにとても優れた方で、表面的には紳士ですが、

とても熱い人でした。

お仕事の分野では、業界で良く知られおり、その人の

ご指導の元、国際学会で受賞したのは良い思い出です。

 

後任係の方は、その方が去った後に、同じ職位に主任

しまづ。

その方の部署は、大きな成果が出るのですが、少々、

反作用が起こるため、そこを修復します。

 

とても温厚な紳士で、「いつもこの役目なんだよ」と

笑って仰っていました。

3人は同じ大学の院卒で、お互いの個性を尊重しつつ、

互いを求めあっているように感じました。

その方の何をすごいと感じたのか

私の記憶している限り、その方が単身赴任していた

3年間で、一度も自宅に戻らなかったです。

東京から地方に異動して、思うところもあったと推察

しますが、おくびにも出しません。

 

私の上司だった腹心の方が、毎週自宅に帰るのは当然

とし、学会や業界活動を上手く利用して東京に戻って

おらえたのと好対照でした。

もちろん、ご家庭を大切になさる生き方も、尊敬に

値します。

 

地方に来たなら、そこに溶け込み、その生活を満喫

することに徹しておられました。

平日の飲み会、休日のゴルフ、季節のスキー他、自ら

企画して、周りを巻き込んでいきます。

 

上下の隔てなくせっし、例えばスキーなら、おれに

付いてこいと先頭に立ち、夜の飲み会では座の中心で

盛り上げ、その後の麻雀では豪快に打ち回し、最後は

豪快な大いびきで周りを寝かさないといった感じです。

 

気付けば、皆がこの人のためならと考えるようになり、

私は仕事ではたいした成果を出せませんでしたが、

部対抗の囲碁大会で優勝したときは、朝一部長室に

カップと症状を持って、「優勝ゲットしました」と

駆け込んだのも、今となっては良い思い出です。

知らずに超絶な人間力に、魅了されていたのだと

思います。

3人の現在地

腹心の方

私と別れた後も、いろいろと動向を気に掛けて下さり

とてもありがたかったです。

仕事面では、特許報酬が成果と見合っていないと主張

裁判を起こし、相応の結果を得た後、会社を去りました。

 

その後、業界関係会社に就職し辣腕を振るったのち、

独立起業なさいました。

現在は、体調を崩され一線から身を引いていらっしゃいます。

後任係の方

堅実な仕事ぶりで、上位関連会社に転属し、その後執行役を

勤められた後、定年退職なさいました。

その方

関連会社の社長に就任し、確実に成果を上げていきました、

その方は、いわゆるザ・ラストマンの愛弟子として知られて

います。

 

ザ・ラストマンの引きで本体に戻り、ザ・ラストマンが去った

現在、高位執行役として、後釜的な存在となっています。

まとめ

人間には、絶対的な器というものがあると思います。

日々の努力で向上を目指すのは、非常に大切なことです。

一方、他人をうらやんで、心を乱すことは建設的ではないです。

 

ある程度の年齢に達したら、己をよく知り、己が世の中の

ためにできることを知ることが、重要だと考えます。

自分らしく、精一杯、自分の人生を全うしていくことが

大切ではないでしょうか。