世論に振り回されない
高齢者世帯の1ヶ月の収入が21万5千円(最低限の生活)、支出が27万3千円、
60歳までに3000万は最低限必要等々、あおり記事が目立ちます。
上記は一面正しいですが、一番重要なのは間違いなく健康だと考えます。
それは、政府,官僚サイドの施策によるものです。
一億総括役社会・働き方改革と呼ばれている施策です。
一億総活躍社会・働き方改革
施策の概要
本施策の根幹は二つです。
一つは、二極化が進んでいる現状をより進め、ワークシェアリングにより
労働参加者を増加させることです。
2017年1月時点では、高齢者の定義を65才から75才に上げる
動きが表面化してきましたね。
他方は、進行している核家族化を、逆転化させ介護の仕事を家庭に戻そうと
するものです。
ワークシェアリングに関しては、一般の正社員である月収50万の父親の仕事を、
多数の派遣社員に分配します。
父親の残業は減り、育児,介護に参加可能となります。
一方、分配された仕事はワークシェアリングされ、母親、祖父、祖母が、
それぞれ短時間のパートタイムで働きます。
父親が週4~5日出勤して月に20万円稼いだら、後は母親と祖父、祖母の
とちらかが週3~4日働いて月に15万円づつ稼いでくれば、世帯全体では
月50万円の収入になります。
健康維持が第一の資産
ここでは、祖父、祖母が健康状態を保ち、働けることが重要になります。
具体的には65歳以上も働く覚悟を決めておくことと、男性なら寿命は
80歳を超えましたが、健康寿命は現状70歳です。
健康寿命を少しでも長く保てるよう、体の衰えが発生し始める、50代から
備えておく必要があります。
働ける健康を保っていれば、収入確保を見込めると考えます。
資産形成
とはいえ、人は年を取れば衰えていくのは必然です。
相応の資産を持っていることは、生活のゆとり繋がりますし、それが心のゆとりに
繋がるといった好循環に繋がります。
資産形成を考えていく上で2つのことを知ることが重要だと考えます。
現状を知る
先ずは、現在の把握です。
50代になると、将来までかなり見通すことができます。
ライフプラン表などを作成して、それを可視化することが有力です。
そうすることで、自分のやるべきことが分ります。
自分を知る
資産を形成していく上で、各種方法があります。
ポイントとなるのは、下記項目です。
- ベース資金の状況を知っておくこと
- 自分の性格を押さえておくこと
- 国策に乗ること
私のケースで簡単に説明します。
今年の2016年の12月に退職金が入ったため、千数百万強を
3単位持っています。
- 退職金
- 確定拠出年金(退職に伴い確定給付年金が確定拠出年金に一本化)
- 自己プライベート
退職金は、目先は退職者優遇プランで回していますが、その先は定期
預金にする予定です。
確定拠出年金は、これまで定期預金タイプで利益を追求してきませんでした。
確定給付年金として会社が、年2.4%複利で回してくれていた部分が
無くなったため、今後は年利2%複利で回すように運用する予定です。
自己プライベート金は、私の性格に向いている株式で運用しており、年複利
10%で回しています。
国策関連でいえば、2017年から個人確定拠出年金枠が拡大されました。
国側として、現役世代が老後世代を支える現状の仕組みを急に帰ることは
不可能です。
そのため、明らに利用者が有利な制度を導入し、現役世代が自分の老後に
備える枠を作り、ハイブリット化を狙ったものです。
こういった、落ちているお金は、丹念に拾っていくべきです。
退職するまでは、会社規則で加入不可でしたが、ジャストのタイミングで
加入できるようになりました。