桜の季節になりました。

2017年4月6日,7日に米日首脳会談が米国で開催

されます。

 

トランプ氏は安倍首相に続いて習主席も、フロリダの

別荘に招待するといった報道が新聞を賑わしています。

一方、中国による対米黒字の問題に対して、極めて

攻撃的な発言がなされています。

本会談には2つの重要なポイントがあると推察され

ますが、結論が見えていません。

結果として、世界市場に大きなインパクトを与える

可能性もあります。

米中首脳会談の3大ポイント

中国による対米黒字の問題

米国が魅力的な輸出品を、国内で大量生産することも、

中国が米国製品を大量に買う力をつけることも、短期

間では不可能です。

 

短期間に成果を出そうとすれば、関税障壁を高める、

中国の為替操作を責める、といった手法となり、

相当保護主義的な政策を実施することになります。

 

上記が実施されれば、世界経済に与えるインパクトは

大です。

世界経済全体が、一挙に収縮に向かうリスクがあります。

地政学的リスク

中国が核心的利益としている、南シナ海問題等、米国が

要求したとして、到底、中国が従うとは思えません。

この問題について、米中首脳会談が平行線のままとなり、

東アジア全体で、地政学的リスクが一挙に顕在化という

シナリオは否定できません。

 

現状、イラク,シリアでの紛争で、多くの難民が発生し、

欧州が大きく揺らいでいます。

紛争が東アジアで発生することは、トランプ氏の態度で

大幅に増すことになります。

北朝鮮問題

米中両国の間で、北朝鮮の金王朝をどうするか、結論を

出すべき時期であることだけは、両国の合意了解事項

といって良いようです。

 

米国,中国両国にとって、北朝鮮を瞬殺することは、

両国の合意があれば簡単なことです。

しかし、北朝鮮は両大国のバッファゾーンとして、

価値が非常に大きいです。

 

バッファゾーンとして、どのように存続させるかが、

重要な会談項目となると推察されます。

米中で基本方針が決まれば、ロシアの合意を取り付け

Xデーを待つこととなります。

まとめ

米軍の60発程度の巡航ミサイル攻撃は、大きな規模の

作戦ではありませんが、驚かされました。

中東は、「ロシア・イラン・シリア」による、「新しい

中東の秩序」を確立しつつあり、シリアを中国が支援

していたためです。

 

一方、八方ふさがりのトランプ政権は、本件で支持率を

回復し、一息つきました。

ロシア側としては、せっかくできた親ロシア政権と対立

しても損ですから、米露の大きな対立に発展することは

なさそうです。

 

米中首脳会談は、共同声明のない、異例な終わり方となり

ました。

中国側は何も得るものがありませんでしたが、米国側は、

貿易や為替に対して、注文を付けるベースを得ました。

米国市場には、安心感が広がる展開です。

 

北朝鮮問題に関しては、米中合意の確認がなされたと推察

されます。

本件も米国にとっては、遠くの有事で、プラス材料です。

一方、日本は当事者になりますので、最大の不安材料です。

 

北朝鮮側の対抗により、5月7日の韓国大統領選挙では、

親北朝鮮の大統領候補が優位となっています。

米国としても、いつかは動かなければならない状況です

ので、いつ動きがあってもおかしくない状況です。