全国の空き家率が14%に迫っています。
核家族化が進み、高度成長時代に建てられた家が、居住人
の高齢化が進み、空き家となっていくのが主な流れです。
地方では相続対策として、明らかに余剰な、アパートが
建てられ地ます。
都会でも、都心のタワーマンションは、一般家庭が購入
できる価格を超えています。
15年後には、空き家率は30%超になるという予測も
あります。
私の住む住宅団地の状況
会社の土地売り出し
私は15年前に、ご多分にもれず、新築一軒屋を建て
ました。
皆さんも同じようなタイミングだと思うのですが、
長女が幼稚園の年中さんで、小学校入学を見据えての
ことでした。
会社近くで、土地から探していましたが、なかなか
よい物件が見つかりませんでした。
そんな時、住宅団地としては古いのですが、会社が
幹部の社宅向けに押さえていた土地の売り出しが、
社員対象にありました。
立地条件が非常に良く、住宅を会社関連の建設会社で
建てることを条件に、値段は相場の8掛け位でした。
8区画の売り出しで、6区画が売れました。
住宅団地の状況
私の住む住宅団地は、250区画余りで、1974年に
開発が着工されています。
小学生の集団通学で、多いときには400人以上いたそう
です。
現在は一人に車1台が常識ですが、当時は一家に車1台の
時代でした。
現在では、80%以上の家庭で、会社を退職なさっています。
10%程度の家庭を除いて、子供達が巣立って、夫婦二人
暮らし、もしくは、一人暮らしのご家庭も目につきます。
住宅購入は新規一軒家が中心
新規一軒家が中心
私の同僚も知っている限り、2人のご両親と同居している
方を除いて、新規に一軒家を建てています。
マンション購入者もいますが、3人程度と少数派です。
ここ最近は、諸来的なコンパクトシティ化の方針も分って
いますので、資産目減りが少ない地区が人気です。
私は購入当時は、随分安く購入できたと思ったのですが、
その後、地価は下がり続け15%程度下がっています。
マンションは不人気
面白いと思うのは、主要駅近くの大型マンションの人気が
余りないことです。
マンションの方が、流動性が高い利点があると思うのですが、
値段は一軒家と変らないこともあり、一軒家の方が人気の
ようです。
ディベロッパーも売り出しに苦労しており、先約の購入者
がいるため、あらかさまなディスカウントはできませんが、
モデルルーム売出し価格とか、最終手段として借家化して
売り出す等、苦労なさっています。
新しい流れも出てきた
ライフプランとして、中古住宅購入により住宅購入価格を
節約する動きも散見されます。
私の住居の周りでも、3軒ほど居住人の入れ替わりが
ありました。
会社内異動により、家族ごと他県の借家に移り、将来的に
戻ってくることを前提としたケース。
知り合いのご家族に相場の60%の賃料で貸しています。
奥様に先立たれ、ご自身も体調不良の方で、お子様が遠方
介護していましたが、見切れず施設に入ったケース。
ご親類の若夫婦(お子様2人)に、無料で住んでもらって
います。
上記同様で、遠方のお子様が引き取ったケース。
不動産を通じて売りに出されていました。
1年以上かかりましたが、売却できました。
まとめ
地方では新規一軒家が、人気の中心です。
最近は、諸来的なコンパクトシティ化を見据えた
エリア選択が慎重になっています。
マンションは、不人気ですが一軒家より流動生が
高いため、お買い得かもしれません。
新規購入の半分以下の購入費で済む、中古住宅も
少しづつ動きが出ています。
地方では、家を担保に老後資金活用するリバース
モゲージ対象外がほとんどです。
国の施策も進んでいますが、将来の不良資産と
ならないよう、考えておく必要があります。