私は下記記事を書いていく中で、国・

地方と会社の社会保険が漠然と感じて

いたより、かなり充実していることを

知りました。

 

 

 

 

その知識を生かし、入っていた医療保険を

大幅に削減しました。

 

一方、生命保険はそのままにしました。

最高4,000万円入っていましたが、

子供の成長に従い減額しています。

 

現在は2,000万円で、2年後に長女が

就職したら1,000万円、4年後に長男が

就職したら止める予定です。

 

迷っているのがなのが、がん保険です。

調べると必要無しと有りの両方の意見が

あり、共に説得力があります。

 

この記事では、実際に50代はがん保険に

加入する必要性があるのか、データを元に

考察してみました。

 

がんと診断される人の割合

がん情報サービスのがん統計によると、

一生涯のうちにがんと診断される人の

割合は、男性63%・女性47%です。

 

つまり、2人に1人はがんになる時代

ということです。

 

50代で男性ががんになる確率は約6%

下表は現在年齢別のがん罹患率(りかん

りつ:一定期間にどれだけの疾病(健康

障害)者が発生したかを示す指標)を

表しています。

 

 

例えば、現在30歳の男性が定年を迎える

30年後までに、がんにかかる確率は8%

です。

 

また、現在40歳の方が定年を迎える20

年後までにがんにかかる確率は7%です。

 

男性の最も働き盛りである50代のうちに

6%(17人に1人)はがんになるという

ことが分かります。

 

50代で女性ががんになる確率は約6%

次に女性のがん罹患率を見てみましょう。

 

 

女性は男性と比べて生涯のがん罹患率は

少ないですが、男性と比べると比較的若い

年齢(40代から50代)でがんになる

方が多いということが分かります。

 

男性同様、50代のうちに6%(17人に

1人)はがんになるということが分かります。

 

若い世代には、がん保険は必要です。

社会人になったらがん保険に入り、その

まま継続して生涯入り続けるのが一般的

です。

 

一方、50代となった時、がんの治療費や、

がん保険の保険料を理解して、がん保険の

必要性を考えることは、家計を支えるために

重要なことです。

 

50代のがん治療費

がん保険の必要性を考えるうえで、実際の

治療費も考慮に入れなければなりません。

もし、治療費が少額であるのに、保険料を

高額取られてしまったら、損をする可能

性が高くなります。

 

高額医療費制度の活用

治療費を考えるうえで知っておきたい

知識が一つあります。

それが、高額医療費制度です。

 

高額医療費制度は、保険証を持っている

人は基本利用できる制度で、高く払い

すぎた医療費を取り戻せる制度です。

 

1か月間の医療負担額には上限があり、

それを超えた場合は、過払い額を返して

もらえます。

 

70歳未満の医療負担額の上限は、以下の

ように設けられています。

 

所得区分
所得:月収
1ヶ月の
負担の上限額
区分ア
83万円以上など
252,600+(医療費-842,000)
×1%(円)
区分イ
53万〜79万円以上など
167,400+(医療費-558,000)
×1%(円)
区分ウ
28万〜50万円以上など
80,100+(医療費-267,000)
×1%(円)
区分エ
26万円以下など
57,600円
区分オ
低所得者
(住民税非課税の人)
35,400円

 

つまり、例えば区分ウの方は、1か月の

治療費が8万円から9万円で済むという

ことです。

 

ただし、ひとつ注意点があります。

月をまたいで医療費がかかった場合です。

 

高額医療制度は「1か月間で治療費が多額

だった場合」払われますが、ここでいう

1か月は「毎月1日から、月末まで」です。

 

例えば、1月20日から1月31日まで7

万円、2月1日から2月10日まで7万円

使った場合、区分ウの方はお金を返して

もらえません。

 

また、複数の医療施設にかかった場合や、

先進医療を利用する場合などは、高額医療

費制度を利用できない場合があります

 

50代の入院日数

がん保険の必要性の考察において、入院

日数が大事な役割を果たします。

 

というのも、高額医療費制度において、

入院が1か月に収まるかどうかで治療費が

変わってくるからです。

 

では、50代が入院した場合、どのくらいの

期間入院する必要があるか、纏めたのが下記

表です。

 

がんの種類 入院日数(日)
胃がん 18.8
結腸がん 15.4
直腸がん 18.7
肺がん 14.1
乳がん 12.9

 

あくまでも平均ですが、入院は10日間~

20日間といえます。

 

50代の入院費用

一般的に、がんの治療費は高額という

イメージですが、実際にどれくらいの

費用がかかるのでしょうか?

 

がんや治療の種類、がんの進行状況に

よって、多少の差はでてきますが、平均

すれば以下のデータとなります。

 

がんの種類 医療費(円)
健康保険3割負担
胃がん 292,518円
結腸がん 248,457円
直腸がん 336,489円
肺がん 227,571円
乳がん 229,449円

 

上の表はあくまで、平均的な医療費に

過ぎません。

したがって、健康保険外の先進医療を

受ける場合は、この数倍になるケースも

あります

 

差額ベッド代:患者数が1人~4人の

場合の病室に入院した場合にかかる保険

対象外の費用

 

かなり高額だと思われた方も、おられる

のではないでしょうか。

しかし、忘れてはいけないのが、私たちが

高額医療費制度を受けられることです。

 

入院期間が1か月に収まる場合、平均的

収入の方の治療費は8万円~9万円で

済むことになります。

 

50代のがん保険の必要性は薄い?

では、一度のがんの入院でどのくらいの

金額が必要でしょう?

以下では、月収45万円の方で考えます。

 

平均入院日数(10日間~20日間)から

して、月をまたいで入院したとしても、

治療費は9万円~18万円で済みます。

がん保険の必要性は低いことがわかります。

 

50代のがん保険は損な可能性が高い?

それでは、がん保険の保険料はどれくらい

なのでしょうか?

そして、50代ががん保険に入る必要性は

どれくらいあるのでしょうか?

 

50代だと、50才以下の人より保険料は

かなり高くなります。

しかし、プランによって金額には差があり、

月額4,000円のがん保険もあれば、保障

が手厚い月額18,000円のがん保険も

あります。

 

仮に、4,000円のがん保険に加入した

として、50代のとき10年間で使う

金額は48万円です。

 

これは、がんにより約5か月程入院する

のと同じ金額で、3~5回入院する金額

です。

つまり、3~5回入院しなければ、損を

するということです。

 

17人に1人しかがんにならない50代で、

治療費3~5回分を払ってまでがん保険に

加入する必要性は低いといえます。

 

長期治療リスクとがん保険でリスクヘッジ

がん治療にかかる平均期間

公益社団法人がん研究振興財団の調査に

よると、がんと診断された方が、その後の

治療にかかる期間の平均は以下の通りです。

 

  • 半年未満・・・55%
  • 半年~2年未満・・・24.4%
  • 2年~5年・・・9.2%
  • 5年以上・・・7.8%

 

これを見ると、がんと診断されて、手術と

入院、その後の予後検診だけで治療を終え

られるのは半数だけだということが分かり

ます。

 

この半数の方の中には、高齢者で発見が

手遅れで亡くなってしまった方も含まれ

ます。

 

そして、後の半数の方は、通院して手術

後に抗がん剤治療や放射線治療を行って

います。

 

またこのデータは全年齢層を対象として

いるので、60代より若い層では、がん

治療が長期になる割合は、より高くなり

ます。

 

がん治療が長期になった場合の経済的不安

がんになって、家族が経済的に困窮して

しまう状況に陥るのは、がんが一回の

手術や入院だけで完治せず、治療が長引

いた場合です。

 

具体的に言うと、抗がん剤治療や、放射線

治療で、何度も通院しなければいけなく

なった時です。

 

まず、抗がん剤治療や放射線治療は、

かなりの額が必要になります。

これにプラスして電車やタクシーなどの

通院代がかかります。

 

また、そのような治療が必要な段階に

なった時、多くの方が、仕事も今までの

ようにはできなくなってしまいます。

 

治療をしながら続けられる仕事をする

ために転職したり、元の会社で続けられる

場合でも勤務時間が減るので減給は避け

られません。

 

つまり、収入が減るにもかかわらず、

毎月、今まで以上のお金がかかる

ようになるのです。

 

がん保険が必要な4つの理由

がん保険が必要な理由は以下の4点に

あります。

 

  • がんによって治療が長引き、医療費が払えなくなるのを防ぐため
  • がんにより仕事ができなくなる可能性があるため
  • がんの治療費のために貯蓄を切り崩すことがないようにするため
  • 精神的なダメージを減らすため

 

これらの点を鑑みて、ご家族の経済的な

安心のためにがん保険は必要と考える

方も多数いらっしゃいます。

 

まとめに代えて

結論として、50代はがん保険に入る必要

性は確率的に低いと言えます。

ただ、あくまで平均的ながん治療、平均的な

家庭をもとに必要性を考察したにすぎません。

 

長期治療のリスクで説明したように、実際に

がんになった場合は、約50%の確率で長期

治療となり、経済・精神的に負担が大きく

なります。

 

50代でがんになる確率が6%と合せて

どのようにリスクヘッジを考えるかが

大切です。

 

自分が納得いくまでがん保険について調べ、

その必要性を吟味することが、がんと向き

合う一番の方法かもしれません。

 

また、早期発見がなにより大事ですから、

人間ドックなどの定期検診を受けましょう。

また生活習慣を整えることも、予防として

有力です。

 

今回は50代を対処とした記事でしたが、

下表は全世代の加入率です。

 

年齢別・性別がん保険加入率(単位:%)
  全体 20才代 30才代 40才代 50才代 60才代
全体 37.3 21.1 40.6 41.9 41.9 35.9
男性 40.2 21.5 44.5 44.5 48.5 38.8
女性 35.0 20.8 37.7 40.2 36.9 33.4

 

ライフステージ別での加入率も確認すると、

最も加入率が高いのは、既婚で末子が中学

生・高校生の485%となっています。

 

続いて既婚で末子が短大生・大学生・大学

院生の45.2%、最も加入率が低いのは

未婚の23.6%となっています。

 

やはり、教育資金にお金がかかる時期は、

がんになると経済的に苦しくなることを

想定し、備えをしている方が多いので加入

率が高くなっていると考えるられます。

 

皆さんも世代を問わず、一度考えてみて

ください。